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「ん、うっ……ん、」
「……すき」
「ふっ…ん、あ……っ」
久しぶりの先生は、優しかった。
「ご飯っ……ん、」
「まずは充電」
「んーっ、んっ」
いつもより、キスが長い。
それでも嬉しいから、もっと、と思ってしまう。
「んっん、あ……っはあ、っ」
「顔、えっろ」
「なっ……」
「お決まりの、ないの?」
「?」
おきまり?と思っていたら、とさ、と床に押し倒された。
耳元で響く、甘い声。
「プレゼントは自分、ってやつ」
「なっ、なにっ、言って……!」
「冗談だよ、慌てすぎだってーの」
頭を撫でられた。
先生はそうやって、僕を子ども扱いする。
「ごめん、なさい……我が儘、」
「あー…俺もあんときは苛立ってたしな、ごめん」
「………」
「……なに、」
僕からの、精一杯、
「っ……だいすき、です」
「……!」
次は先生が赤くなる番だった。
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