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先生が、いなくなった。
たった二日間、ただ、それだけ。
「………」
毎日、鳴らない携帯を握り締めた。
僕から連絡なんて出来なかった。
「会いたい、よ………」
合鍵があるから、先生の部屋には自由に行けるのに。
携帯があるから、先生に自由に連絡できるのに。
僕は僕に自信がないから。
「……う、ぇ……っ」
僕はまだまだ子どもで、先生の苦労なんて、ちっともわかってなくて、
―――ガキじゃあるまいし、
十分、ガキだから。
泣き続けた夜も、一人の夜も、終わり。
今日、先生に、会える。
先生は帰ってくる。
「………よし」
先生の部屋で一人、気合いをいれた。
夕方には帰ってくる。
あと二時間くらい、かな。
今日は会えないかも、って思ってたから、嬉しかった。
先生の笑ってる顔がみたい。
だって、今日は、一度だけの、
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