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side.修
「……ええと」
「………」
休日の今日、僕は都築の家にいた。
ソファに座る桜木くんと、その隣に座る僕。
初対面のときとかわって少しは警戒心を解いてくれたみたいだけど、桜木くんとの間には隙間がある。
完全に、とは言わないのだろう。
「桜木くん、寝起き?」
「うん……」
「はは、寝癖ついてるよ」
とはいえ、もう昼だ。
肝心の都築はと言うと―――明日まで帰ってこない。
大学のゼミ合宿があるらしく、心配だからと留守番を頼まれた。
都築のお願いはどうしてか、毎回断れない。
今日の朝、すれ違うようにこの家にきたのだ。
「お腹すいてない?」
「……大丈夫、かも」
「ん、」
まだ眠そうに、うつらうつらしている。
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