6
side.航
薬のせいか、驚くほど楽に指が入った。
ナカはもうぐずぐずになっていて、すぐにでも俺を受け入れられそう。
「奈津のナカやばい」
「んっ……やく、」
「?」
「はやくっ……もっと、っ」
拙い言葉で精一杯の懇願。
俺が理性を飛ばすのには十分だった。
「挿れるよ」
「ふあっ、あぁっ!」
ぐぐっ、と一気にナカに挿れると、奈津がびくりとイった。
そのまま動かないでいると、ゆるゆると腰を動かし始めた。
「まだ足りない?」
「う、んっ……もっと、」
「じゃ、いっぱいしたげる」
奈津の両足を抱えて、最初っから奥を突いた。
「ひあっ、あ、やっ…!」
「気持ちよさそう、また薬使おっか」
「は、んぁっ、」
「……聞こえてないか」
奈津の足を限界まで折り曲げて、真上から突いてやった。
「やあっ、へんに、なっ……」
「いいよ、奈津がどんななっても俺が傍にいるし」
「はう、あんっ、あっ!」
奈津は何度もイって、俺を締め付けた。
俺は何度も、奈津を突き上げた。
……途中でもう大丈夫とか聞こえたけど、きっと、気のせい。
まだ薬が効いてるみたい。
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