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その場で服を脱がされた。
教室の机に座らされ、無理矢理足を開かされた。

嫌だと心が叫んでも、先生が、と頭の片隅で言葉を引き止めた。
先生が学校を辞めさせられるなんて、絶対に、駄目だ。
重荷には、なりたくなかった。



「肌白いな」
「っう……」



はだけたシャツの前に、手を滑らされた。
するする、と下に伸びて、下肢に触れられる。
恐怖でそれは反応してなかったけど、乾くんが触れていくと意思に反して反応しはじめる。
こんな身体が嫌だった。



「気持ち良くしてやるよ」
「っん、あ……っ!」



必死に、手で口を塞いだ。
乾くんは相変わらず、僕を追い詰めた。



「先生の前でもそんな声出してんの?」
「んっん……ふ、うっ」



そして僕は、乾くんの手の中で果てた。



どうして、こんなことするんだろう。
僕のことを恨んでいるのかもしれない。
憎んでいるのかもしれない。
単純に、面白がっているのかも。

どちらにしろ、僕は、弱みを握られた。

先生に、迷惑かけたくなかった。
拒否できるはずなかった。
言えるはずもなかった。



「また、明日もな?」



僕は、その日から、秘密事をするようになった。



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