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side.譲



「……雨宮」
「っ……いま、嫁って」
「……言ったけど……?」



良い意味で言ったつもりだったんだけど、と頭の中で弁解を考えていたら、どんっと身体を押された。



「っ……?」
「僕とっ……別れたいんですか……?」
「え?」



雨宮はぎゅう、と拳を握って、また顔を背けた。



「僕は、オトコだし、先生とっ……結婚、できないし、子ども、とかも、」
「………」
「嫁、とか、僕には絶対になれないのにっ……ひどい、」



ほんと、繊細なやつ。

同性のリスクなんて、大人の俺は十分にわかってる。
雨宮がそれを不安に思ってくれたってことは、俺を認めてくれたってことで。
結婚、なんて口に出すってことは、考えたこともあるってわけで。

かわいくて、押し倒した。



「んぅ、っ」



最初っから深いキスを仕掛けて、手は迷わずシャツの中。
胸の突起に触れると、びくっと身体が震えた。



「っ……せん、せ」



指先で摘んだり捏ねたりすると、くすぐったいのか身体を捩られる。



「っあ……!」



制服の上から、雨宮のモノをもみこんだ。



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