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「せ、んっ……ふ、」



背中の軽い衝撃と、突然のキス。
不自由な呼吸の中で、ソファに押し倒されたと気付いた。



「んっふ、……ぁっ……!」



唇が離れたと思ったら、脇腹に先生の手を感じた。
くすぐったさに身体を捩れさせて、上にのっかった先生の身体を押した。



「やっ……なに、先生っ」
「脱げ」
「え……?」
「さっさと脱げ」



ジャージを捲られて、外気が肌に触れた。
下のジャージも脱がされそうになって、慌てて止めた。



「やめっ……!」
「脱げっつってるだろ」



先生、目が、怖い。
ぞくりと背中が冷えた。



「ほら、早くっ……あ……」
「う、ぇっ……」



怖い、怖い。

如月と館林みたいに、仲良くしたいのに。
先生と生徒って時点で距離があって、それを埋めたくて、でも。
先生が何考えてるのか、ちっともわからない。



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