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「ふ、ぁ……っ、ん……!」
「声、抑えないで」
「やぁっ!……っぁ、あ!」



後ろに指を突っ込まれて、掻き回された。
何度も俺と身体を重ねた羽鳥先輩は、当たり前のように俺のイイトコを知っていて。
抵抗すればするほど、執拗にそこを刺激された。



「……っん、ぁ、ふぁ……」
「きさらぎ、って誰?」
「っ……!し、らな」
「嘘つき」
「あぁっ!……ぁ、んッ」



言えなかった。
如月に手を出して欲しくなかったから。

だから、



(あぁ、)



やっぱり



(俺と如月は、)
(違う世界の人)



これ以上、如月と一緒にいちゃだめだって。
ぐちゃぐちゃな頭の中で考えた。

迷惑もかけたくない。
羽鳥先輩みたいなやつがまたいるかもしれない。
俺みたいに売りしてるって思われるかもしれない。

だから、



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