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俺と如月との奇妙な生活が始まって、2週間経った。



俺は如月から金を一銭も貰ってないし、如月に何かをしてやってもいない。
ただ、「行ってやる」「来てほしい」だけの関係だけだった。

如月の家に毎日通う必要はなかったけれど、如月が毎日のように飯を食わせたり(やっぱりほとんど食べられないんだけど)、泊まらせてくれるもんだから。
その恩もあって、如月の願い、「また来い」に従っているのだけど。



「なんかさぁ。これって半同棲っぽいよね」
「ぶっ……」



テレビを見ながらぼんやりと言うと、水を飲みかけていた如月がむせた。



「あれ?動揺してる?」
「……急に何言いだすんだ」



だってそうだ。
何日も泊まってるから服だって全部借りてるし。
如月が気遣って他にも生活用品は買ってきてくれた。

段々と居心地よく感じてきたことは、自覚していた。



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