7
「……多いな」
「言うなっ!」
「いつもより感じてる?」
「っ……」
恥ずかしくて、顔をそらした。
「……ずっと、シてなかった、し」
「……あーもう、」
顎を掴まれて顔を向けられ、唇が重なった。
舌をねじ込まれて、歯垢をなぞられて、息ができなくなってしまう。
最後に唇をぺろりと舐められて、口が離れた。
「は、ァっ……」
「かわいい顔するな」
「んっ……ぅあ、っ!」
足をぐっと開かれて、後孔に指をいれられた。
「う、ぁっ……」
「きつかったら、言えよ」
「ん、んっ」
気遣うように、樹が頭を撫でたり、額にキスしたりする。
それが嬉しくて、樹の首に腕を回した。
距離が近くなって、樹の吐息を感じる。
「やっ……う、あぁっ……!」
指を増やされて、中で動かされて、下肢が疼く。
もっと奥に、と腰が思わず揺れてしまう。
「もういっ……や、っ」
「痛いの嫌だろ」
「いい、からぁっ……いつきっ」
樹が欲しい。
もっと、欲しい。
全然足りなくて。
樹がまた優しく笑った。
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