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side.樹



やばい。
やばいやばいやばい。

目尻に浮かぶ涙とか、蒸気した頬とか、びくびく反応する身体とか、甘い声とか。
全部、やばい。

遥の中から指を抜いて、俺のモノをあてがった。
途端に遥が振り向いた。



「やっ、やだっ……樹、」
「……やっぱやめるか?」
「ちが、やだ、する」



舌ったらずな声で、遥が何かを必死に伝えようとする。



「何が嫌?」
「顔、みたいっ……後ろ、や、」
「っ……」



身体を抱き上げて向かい合わせにして、遥の両足を開いた。
遥が首にしがみついて、甘い吐息を聞きながら、俺は腰を進めた。



「ん、ぁ、あっ……」
「っく、」
「いつ、樹、」



ぐぐ、と奥まで入りきると、そのまま動かず遥の頭を撫でた。
俺はもう、余裕はないんだけど。



「っ、はぁ……」
「もう平気?」
「ん、待って、まだ」
「ごめん、もう無理」
「ん、あっ……!」



もっていかれそうな締め付けの中、俺は動いた。



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