3
「……まだそんな目をする余裕があったか」
「痛っ……」
髪を掴んで、引き寄せた。
苦痛に顔を歪める少年に顔を寄せて、至近距離で囁く。
「お前は逃げられないんだ、一生、な」
少年の目は、いつも火が揺らめくような強さがあった。
この目を屈服させなければと思っていた。
絶望に染まる目を見たかった
「ぅあ、あっ……」
ベッドに組み敷いて、乱暴に貫いた。
ぎっ、ぎっ、とスプリングが鳴り、少年が嬌声を上げる。
強引な挿入で、後孔からは血が滴っていた。
関係ない。
「ぃ、たい、いたっ……」
「五月蠅い」
「ぅぐ、っ」
うるさいから、口に指を突っ込んだ。
噛もうと力を入れてくるから、激しくピストンをした。
それでも対抗するように、強い目で俺を睨んで、指を噛みしめた。
「……生意気なやつだ」
面白くて、口の端が自然とあがった。
酷く犯しても、容赦なく殴っても、少年の目が強いままだった。
その火を消してしまいたい。
服従させたい、俺のものにしたい、従わせたい。
欲望がずっと大きくなって、殴り合いの喧嘩のように少年と対峙した。
早く、早く、早く。
俺の手の中に堕ちろと、手を上げ続けた。
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