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「ひっあ、あぁっ……」
前触れもなく、日向の身体を揺さ振った。
足を抱えて奥に突いてやれば、高い声があがる。
「あぁっ……や、っあ……」
「ひな……っ」
「あ、はげ、し、っ……」
「っ……お前が、可愛いからだ」
「ひあっ……あっ!」
足りなくて、足りなくて。
何度も日向の身体を揺さ振った。
イイトコに当たるたびに、日向の身体がびくりと震える。
「やっ、も、ゆうっ……」
「ん……」
お互いに限界を感じて、さらに律動を早くした。
「あっ……あぁっ、んっ……」
「ひな、」
「ゆうっ……ゆ、んぁっ……あっ……!」
びくびくっ、とイったばかりの日向の身体を撫でた。
頬を赤くして、ゆう、と微かに名前を呼んだのが、腰にキた。
「……もっかい」
「え……ふァっ、!」
花火は、まだまだ、終わらない。
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