6
side.日向
一度離れて、また唇が重なる。
次第に深くなるそれに、僕は自分の身体を支えるので精一杯だった。
「っは……ん、ぁっ!」
するりと、開いた浴衣の胸元に手が差し込まれた。
「やっ……ここ、そとっ」
「誰もいないって。花火で聞こえないし」
「うーっ……花火ぃ……」
抵抗しても、悠に勝てるわけない。
はらりと、肩から浴衣が落ちた。
「やっ……ゆう、っん」
「……嫌?」
「だっ……ここ、は、」
「部屋まで我慢できない」
ひな可愛いから、と続けられる。
そんなこと言われたら、抵抗なんて出来ない。
「あ、あ……っ」
「浴衣って脱がせやすいよな」
「やぅっ……」
手を差し込まれて、下肢に触れられた。
浴衣は乱れて、羽織ってるだけの状態。
外だってことと、浴衣姿の悠が色気があって、僕のモノはすぐに反応した。
「やだ、やっ……」
「感じてるくせに」
「やっ……動か、さな……っ」
握りこまれて、上下に扱われた。
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