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「っ、し、き」



大きなシャツから見える鎖骨に唇を沿わせた。
裾から手を入れて骨の浮く腹を撫でると、少年はぴくりと身体を震わせる。



「くすぐった……」



少しずつ、少年の身体が熱くなってくる。
俺の手が、少年の息を荒くする。



「っ……あ、ぅ」



貧相な胸をなぞると、少年は身体を捩らせた。
逃げないように、肩を掴んでベッドに縫いつける。
冷たい唇に俺のそれを合わせて、呼吸を奪ってしまう。



「しき、」



少年は、絶対に俺を拒否しなかった。
確かめるように、身体を拓こうとする俺を、ただ受け入れた。
細い腕で俺の首にしがみついて、必死に応えようとした。



「……し、き、」



か細い声で、少年は俺の名を呼んだ。
細い首に顔を埋める俺の頭を撫でる。

どっちが子どもか。



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