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「ふ、あ、あっ……!」



ヴヴヴ、と不穏な音が響いた。

強制的にテレビをぶちぎり、ベッドに運んだ。
千夏はまだ何かを言っていたけれど、気にしない。

嫌がるのを押さえて、性急に服を脱がす。
嫌がったって、俺の力に千夏が叶うわけがない。



「いや、あっ!」



手元の小さなリモコンで操作しているのは、バイブ。
いつもとは違う刺激に、千夏はシーツを掴み、足を突っぱねていた。
ぼろぼろ、と大きな目から涙がこぼれる。



「いや、取って、やだあっ!」
「取ってあげない」
「ひっ、う、んぁっ」



千夏には、服を脱がしたり後ろを慣らす以外、触ってない。
俺を求めるまで、触ってあげない。

触ってないのに、千夏の前は反応を示していた。
ひくんっ、と身体が時折跳ねていく。



「あ、やだ、も、だめ、」
「イっていいよ」
「やだ、やっ、あ、あっ……!」



泣きじゃくりながら、千夏は空イキした。
びくびくと身体を震わせて、虚ろな目をして。

くしゃり、と顔を歪ませた。



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