6
頭が、いっぱいになる。
「奈津っ……」
「はっ……あ、こお……っ」
航が動くたびに、高い声があがってしまう。
奥を突かれて、痺れるような感覚。
指とは違うそれと、航と繋がっているという事実に、感情が高まるのがわかる。
「や、もうッ、また、っ……」
「ん、俺ももーちょい」
「航っ……あ、んっ……」
航が一回り大きくなるのがわかった。
息も荒くなって、ぎゅう、と抱き締められる。
「奈津、かわい……」
「ふぁ、っ……う」
キスされて、舌を追い掛けられる。
深いそれと止まらぬ動きに、頭がぼんやりする。
ギリギリまで抜かれて、奥まで突き刺されて、涙が出そうになる。
「ん、航っ……あっ」
「一緒な」
「やっ……っん、あ……っ!」
「……っ」
びくんっ、と身体が痙攣したように動いた。
遅れてナカに熱いものを感じた。
お互いの荒い息を整えるように、抱き合ったまま。
ゆるゆると頭を撫でられた。
「奈津……」
「……ん」
甘い航の声と、優しく撫でる手に、僕は目蓋が重くなる。
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