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「痛かったら、言って?」
「ん、っ……」



普段は人目に触れない後ろに、航の指を感じた。
撫で付けられた後にゆっくりと、それが入ってくる。



「あ、あッ……」
「大丈夫?」
「んっ……う、ァッ」



慣れない感覚に身体が固くなり、航の指の形を感じた。
強く閉じたままだった目を開けると、航が優しく笑っていて。



「……もいっぽん、増やすよ」
「ひ、ぁッ……」
「奈津のナカ、熱い……」



そう言う航の顔が、いつもと違って。
すごく、かっこよくて。



「こ、こうっ……あっ!」
「ん、見つけた」
「やぁっ、あっ……」



一点を触れられて、びくりと身体が震えた。
頭の中が真っ白になって、思わず航にしがみついた。



「やっ、なに、あっ……!」
「奈津のイイとこ」



何度もそこに触れられて、どうしていいかわからなくなる。
首元に触れた航の吐息が、熱いのがわかる。



「奈津……もう、いい?」
「え、え……?」
「俺の、挿れてい?」



指が抜かれて、ぬるりとした航の熱いものが後ろを撫でるのがわかった。

訳がわからなくて、ただいっぱいいっぱいで、僕はただ、何度も頷いた。



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