6
 

side.航



「あー疲れた!」
「楽しかった、」
「そっか、良かった!」



先生たちとご飯を食べて、俺達はそのまま離脱した。
奈津が少し疲れた表情を見せている気がして、着替えてすぐ俺の部屋に帰った。



「っ!」
「あー……やっと二人になれた」



ちょこんと床に座る奈津を、後ろから抱き締めた。
奈津が身動ぎして後ろに見上げてきたから、すかさずキスをした。



「ん、んっ……」
「……お疲れ様」



疲れただろうし早く寝かせようとすぐに口を離すと、



「もっと、」
「え」
「もっと……」



溜まらず唇を重ねて、舌をねじ込んだ。
奈津は何度も、何度も俺を求めた。



「っはぁ、……もっかい……」
「……奈津、俺我慢できなくなるよ?」



苦笑いして言うと、ぎゅっと首に抱きつかれた。



「ちょっ……」
「航、好きっ……大好き、だから」



もっとちょうだい、とつぶやく奈津を、俺は押し倒した。



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