2
 

side.しょう



最近、大きな仕事を任されて忙しい。

会社に泊まることもあるし、帰れても、遅い時間になる。
帰るとりんの寝顔を見て、起きてもりんの寝顔を見て。



そうしてしばらく経って、ようやく仕事が落ち着いた。

久しぶりの休みにゆっくり眠り、すっかりごちゃごちゃしてしまった部屋を片付けることにした。



「りんー」



呼んでも、りんはリビングからでてこない。
いつもぴったり俺の後ろについてくるのに、掃除機の音が苦手だから。
逆に都合はいいか、と寝室に掃除機をかけた。



「……ん?」



りんがいつも寝ているところ。

最近見当たらないと思っていた俺のシャツが出てきた。
シワがよって、よれよれになってしまっていた。



前へ 次へ

 
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -