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近くのコンビニでジュースとお菓子を買い込む。
悠が来る前に家に帰らないと。

やや急ぎ足で家に着き、



「……ん?」



郵便受けに何か入っている。
手紙とは違う、白い紙。
二つ折りのそれを開くと、



『ゆうじ
 おかえりなさい』



拙い文字は千夏のもの。
思わず頬が緩んだ。

早く会いたいな。
褒めてあげよう。

玄関のドアを開けるとーーー見知らぬ靴が2つ。



「千夏くん上手!」



リビングから聞こえてきた声は、知ってる。
慌てて中に入った。



「なっ……!」
「あっ、お邪魔してます!」
「よう」



リビングにいたのは、悠と日向。
文字を書く千夏を囲むようにして、二人は座っていた。



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