あとがき [10/10]


ぶっちゃけ途中から「わしは何が書きたかったんだ……?」状態になってた上に飛び飛びで書いてたので、よくわからん話になった気もします。そんな貞ちゃん編でした。
実はブラック本丸の貞ちゃんを拾う話だったり、闇堕ち貞ちゃんを拾う話だったり、本丸襲撃を受けた補佐本丸の貞ちゃんを拾う話だったりしたんですが、紆余曲折を経てこんな感じになりました。
ほんとにどうしてこうなったんだろうな……。


○軽いキャラ設定とか

・太鼓鐘貞宗
補佐がゲームで持ってた本丸(=式神審神者本丸)の貞ちゃん。カンスト済。
自分で折れた刀剣を除く本丸内の全刀剣を折って食った子。一応折れた刀剣の破片も食べたけど。仲間はずれは可哀相だからね。
本質からは逸れてしまったため本霊にはもう還れないが、お焚きあげ効果によって燭台切以外の神気は抜けた。闇堕ちっちゃー闇堕ちだし闇堕ちじゃないっちゃー闇堕ちじゃない。微妙な感じ。一言で言えば「歪んでいる」子。
歪んでいても補佐を主として愛しているのは事実なので、これからは一刀剣男士として補佐のために尽力するし、補佐が審神者を主として仰ぐのなら審神者にも一応は従ってあげる。普通に接してれば普通の貞ちゃんです。
あくまで人の子、主、としての愛情なので補佐とどうこうなりたいとか補佐をどうこうしたいとかはない。ただただずっと、ずっと、一緒にいる。
ちなみに本編内で補佐がさんざ「この世界と辻褄を合わせるならいないはずの刀剣もいる」と言っていたけど、その最たるものがこの太鼓鐘貞宗です。補佐がトリップしてきた時点で実装されてるのは髭膝までなので。その違和感には補佐もまったく気付きませんでした。
実装されてないのに存在していた貞ちゃんは、いったいどこから来たんでしょうね。

・燭台切光忠
補佐がゲームで持ってた本丸(=式神審神者本丸)の光忠。カンスト済。
言葉を選ばなければ「貞ちゃんを唆した張本人」あるいは「全ての元凶」。でも光忠一人が残ってた方が多分悲惨だったので補佐的には結果オーライとも言える。
今は件の女よろしく貞ちゃんの背後霊として楽しく生きてる。……生きてる?
仲間として大好きな貞ちゃんを見守ることが出来て、更には大好きでずっとずっと会いたかった主にも会えて、貞ちゃんは主の元を離れないから自分も主とずっと一緒にいられる。最高のポジションをゲットした男。
当シリーズ唯一と言っていい、メインルートで恋愛感情を持つものでもある。でも別に今は補佐をどうこうしたいとかはない。どうもこうも出来ないし。でも補佐がもしどこの馬の骨とも知らない奴に引っかかったらそいつを全力で呪う。
貞ちゃんにとっては頼りになる守護霊、補佐にとってはちょっとばかし悪質な守護霊といったところ。歴史修正主義者の女よりはマシ。

・補佐本丸の刀剣たち
一応はみんな本霊に還れました。自分で折れた刀剣たちは、どうかな……刀剣破壊後の魂がどこ行くのかって謎ですよね。
貞ちゃんに混ざってる間は、「まあこれで主に会えるなら」と思ってた子もいたし、「テメーマジでふざけんなよ」の勢いな子もいたし、貞ちゃん(と光忠)を歪ませてしまったことについて悔いている子もいました。
その間はみんな女や現在の光忠みたく背後霊状態だったので、貞ちゃんにしか聞こえない声で後ろからわーわー言ってます。貞ちゃん視点を書いたらめちゃくちゃ賑やかだったことだろう。

 
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