...murmur


更新
2023/11/17 00:23
岩泉・黒尾連載Change the Heroine!、今更新をもちまして完結させていただくことと相成りました。
本編61話、5年2か月に及ぶ長編にお付き合いくださいました皆様に、改めまして深く御礼申し上げます。長きに渡るご愛読ならびに、数多くの温かい応援のお言葉を本当にありがとうございました。皆様のお言葉を糧に、無事ひと段落させることができました。
という御礼を五体投地で心の底から申し上げた上でぶっちゃけます。




・不時着できてよかったァ…!!!!
これは無事着とは申し上げられません。多くの察しの良い読者様がお優しくも指摘せずにいて下さった公然の事実としまして、あの連載、どう考えても宮城編で完結していました。あそこが一番綺麗な着地点だと薄々気づいていたのを無視して何故かTOKYOアゲイン編をぬるっとスタート、到達点を見失った管理人とはこのわたくしです。完全に蛇足でした。更新速度が著しく落ちたのは私生活との兼ね合いもございますが、半分はそれが原因です。大人しく番外編とかいうことにしておけば…ッ!
逆に言えば大抵の連載は着地点を最初に決めた上で過不足なくそこに到着するよう書き進めてまいりましたので、こういう妙なずれ込み方をするのは珍しいケースでした。それだけ思い入れのある、そしてそれだけ多くの応援のお言葉を頂戴した連載でした。お読みくださいました皆様の応援を糧に延長されたTOKYOアゲイン編だったとも言えます。そう考えると蛇足とは申し上げられませんね。謹んで撤回いたします。

・振り返るに本作は拙宅開設以来最も全力でギャグに走った連載でした。ほぼ制限なしに筆の赴くまま、書きたいように書いた気がします。普段はもう少し言葉を濾過して書き起こすんですが、醤油サイドは常に源泉採取・産地直送・直沸かしでの執筆でした。おそらく醤油の彼女の人格には管理人の頭のおかしい部分を限りない透明度で反映されています。これはひどい。だが楽しかった。

・以前もっと若い頃、別ジャンルで書いていた頃にもそういうギャグを書いたことがあったんですが、シリアスや恋愛描写への切り替えをうまく出来ず、継ぎ目の違和感が大きいというか、書いていてしっくりこない感覚が強かったのを覚えています。この連載ではギャグとシリアスを登場人物ごと別枠で棲み分けることで、そのハードルを乗り越えたようです。無意識による苦肉の策でした。シンプルにズルとも言えます。後悔はない。

・個人的に黒尾さんをしっかり書いたのはこれが初めてでした。実は赤葦ホスト連載で友情出演していただいた折、そのまましれっとスピンオフで主人公の友人を救済してもらおうかと思ったのですが、ドのつく鬱連載になる予感しかしなかったので自重した過去があります。多分それで正解でした。わたしは黒尾さんに夢を見過ぎている…。
岩泉さんに関しては開き直った自己解釈マシマシの岩泉さんで突っ走ったんですが、黒尾さんは完全手探りだったので、これで良かったのかという悩みが常に頭をよぎりました。途中から脳内補正のための原作チェックをやめました。解釈違いに気づいたらもう書けなくなる気がしておりました。不時着できたので読んできます。多分死にます。自分の解釈違いを目の当たりにして死にます。
打開策は今後の番外編とも呼べるか怪しい場外編にて、「落ち着くところに落ち着いた後の黒尾さんがちょっとずつ彼女の前でも素を出していく」というテイで解釈修正していくという奥の手です。あまりにも小賢しい後出しジャンケンです原作者様と読者の皆様に前もって土下座でお詫びします本当にすみません(ノンブレス)

・これでも拙宅、数年前まではちゃんとした()少女漫画()ストーリーもそれなりに書いてたはずなんですが(メラニンとかその辺みたいな…それもまあまあイロモノではありましたが…)、いつの間にこう、「好きです!」「私/俺も好きです!」という王道のやり取りがチラとも出てこない連載だらけになったんでしょう。お前が聞くなという総ツッコミは須く甘んじて受け止めます。
思えば醤油サイドとかお前らの関係結局ナニ状態で完結させられてるし、もっと言うと砂糖サイドも辛うじて告白イベ通過しただけで恋人になった描写がありません。61話かけて何書いてたんだろう。少女漫画が書けなさすぎるこの管理人、りぼんからやり直せ。

・残念ながらまだ書きます。

・残念ながらまだ書きます。

・本当は梟谷も音駒メンツももっと絡ませたかったし青城後輩ズも出したいしまだ研磨くんにアップルパイを食べさせてないし烏野一年の日向さんの直射日光とか影山さんのコミュ力一年生with砂糖美人とかきよこさんとの邂逅とかやりたかったし雅火VS楓叔母の場外戦書いてないし醤油と男前は買い物かキッチンか修羅場でしかどうにかなってないので一回くらい普通のお出かけしてこいやって言いたいけどこれ以上本編膨らませたら大変なことなるわと泣く泣く諦めました。いいえ諦めてないので番外編で書きます。黒尾さんが砂糖美人に気安いチェシャ猫意地悪できるようになったり素で甘やかしていちゃつかせたりしたい。このままだとあまりにも岩泉さんに申し訳ないので醤油はもうちょっと糖度上げたい。できるだろうか加糖。やるんだ加糖。上白糖はしんどいのでラカント仕入れに行ってきます。

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