※TRPGを知らない人はちょっとわかりにくいかも
何かあると私たちはとある部屋に集まる。
通称言峰ルーム。
ソファとワインのある、あの部屋だ。
「さて。準備はいい?…それでは、始めましょうか。CoC TRPGセッション『沼の中の三日月』──」
──遡ること数時間前。
どこからか現れたギルガメッシュが分厚い本を手にしていた。
「瑠衣、この書物はなんだ?我の宝物庫に見覚えのない本があったのだ」
「…ん?」
手渡されたそれをぱらぱらとめくってみる。
TRPG、Call of Cthulhu…、ルールブック……ああ。
「これ、クトゥルフ神話TRPGのルールブックだよ。サイコロで遊ぶゲーム。邪神とか色々出てくるやつ」
「ほう?面白そうではないか。早速やってみるとしよう」
見覚えがないというそのルールブックを手にし、楽しそうな笑みを浮かべる英雄王。
どうやらお気に召したらしい。
その後、軽く追加の説明をし、教会内の人間をあつめて言峰ルームに集合した。
集まったのは、ギルガメッシュ、言峰、ランサー、そして偶然教会へ訪れていたカレン。
あと私。
彼らにも軽く説明をしてみたところカレンが、
「それなら私もやったことがあります。まあ、私はクトゥルフ神話よりもパラノイアが好みですけど。人々が己の目的の為に騙し討ち、揚げ足を取り、いがみ合う…これほど楽しいゲームは……ふふ、ふふふ…」
などと、不気味な笑みを浮かべて楽しそうに語りはじめた。
そうですね、カレンさんならそれがお好みでしょうね。
「一応、偶然にもシナリオブックまでご丁寧に宝物庫にあったらしいからそれ使う事にしたんだけど…今回はPvP無しだから。協力型シナリオだから。仲間割れ禁止。ね??お願いね????」
「ふぅ…しょうがないですね、それなら私も経験者としてリードしましょう」
「ありがと、カレン。助かるよ」
経験者がいてくれるのはKPとして非常にありがたい。
それがカレンというのが若干不安要素ではあるが、まあ、いないよりマシだろう。
…多分。
というか、何故か私がKPをやる事になっていた。いや、自分の発言のせいなのだけど。
「おう、瑠衣。んでこのキャラシートってやつはどうすんだ?」
「ああ、それね…」
まあ、そんなこんなで各自キャラシートを書き上げ、セッション開始までこぎつけたのだ。
ギルガメッシュのキャラシート作成には非常に難儀したが。
俺TUEEE、ダメ、ゼッタイ。
*-----これ以降は気が向いたら-----*
10/26
書きたかっただけ。
セッション内でダイスの邪神に振り回される教会組が書きたかったけどたどり着ける気がしなかったから一旦ココで放置。
気が向いたら続き書きます。
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