私の恋人は年下の男の子だ。
背は私と殆ど変わらなくて、癖っ毛がぴよぴよしてて、糸目で、巻き込まれ体質で、可愛いって言うと怒る。
実際可愛いのだから仕方ないと言ったら、やっぱり怒られた。
そんな愛しい彼は今、私の目の前ですぅすぅと寝息を立てている。
ぎゅう、と抱きしめてみても体格差は感じられないものの、それはそれでとても暖かい気持ちになれる。
……やっぱり、可愛い。
小さい声でレオ、と呟くとぴくりと反応する身体。しかし起きる気配はない。
思わず小さく笑みが溢れて、愛しさで胸がいっぱいになった。
可愛い可愛い私の恋人。
あたたかい身体を抱きしめて、私もまた眠りについた。
またあとで、お話しようね。レオ。
11/30
発掘した下書き。
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