窓枠からキスが落ちていく
間違ってなんかないさ、これも純愛だろう
人魚姫は自分よりもうつくしいものを見て涙しました
まだまだぼくたちは幼いままでいい
ねぇ、ぼくごと持っていってもいいよ
遠慮なくかっさらっていくよ
さようなら、愛していたよ
面倒だ
カナリアのように
ずっとこんなふうにわらいたかったんだ
あの日の言い訳ばかり探していた僕はなんて愚かなんだろう
だれのせいだと思ってんの?
愛してくれればいいのに
悲しみの淵で出会ったあなた
水槽の中みたいに澱んでる
間違えたのはだぁれ?
渇望
客観的に見ながら舌を絡めてみる
宇宙の端の端の端っこまで落ちていきましょうよ
月が沈んだって君にはもう会えない
交わりたい交わりたくない交ざりたい
棄ててきた過去がもう恋しい
わたしを見るふりをして誰を見ているの?
ぼくはきみを救えない
だれもだれかを救えはしないよ
蒲公英みたいに飛んでいきたいね、きみの元へと
長い長い夜にさよなら
爪先までとろけてしまいそう
ごめんね心臓がもう限界みたいなの
ひとを好きになったら食べたくなっちゃうってママが言ってたわ
春の日にくちびる舐めて蒸発したい
からんころん
マスカラが上手く塗れたからきみに会いにいこう
さっき飲んだダージリンティーが悪かったみたいだ
しゅわしゅわソーダ水が溢れる
ぼくはきみを掬いたい
ひとりぼっちの教室には福がある