一度だけ | ナノ
※いろいろブレイク
『秋だあ…』
「そうだな」
うん、秋だよ。窓から見える風景は完璧に秋なんだ。
だから別に…
『床に紅葉ばらまいてまで秋なことを主張しなくても!』
私は箒を片手にそう叫んだ。
足元には散らばる紅葉の葉。これはない。しかも偶然通りかかっただけで手伝わされるとかそれもない。
まじこたせんせーないわ。しかもせんせーは近くで欠伸をしながら見てるだけとかほんとないわ。
その後お駄賃として天秤座定食をおごってもらった。
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