いっしゅうねん! | ナノ



謙也くんの馬鹿!
は!?いきなりなに…ちょっどうわっは!!!!


「あーあー、謙也馬鹿やん…」
『白石くん?どうかしたの?』
「いーや、なんもあらへん」

あったのは寧ろ謙也やし、とは彼女には関係あるけれど彼女は気づいていないので言わないでおく。

マンションの隣の部屋でケンカ勃発中の謙也カップル。
原因は俺の前におる彼女、…みょうじなまえが原因だということを。

謙也くんさっき女の人と居たじゃん!
な、それは誤解や!
嘘言うな馬鹿―――っ!!!


わー、これは一番酷いかもしれんなあ。

『わー…隣凄いねえ』
「痴話喧嘩みたいやでー」
『忍足くんが?』

なまえはレポートを書いていた手を止めて紙から顔をあげる。
「ま、どうせ仲直りするやろうけどな」
『だといいけどなあ』

なまえがとてとてとこっちに歩いてくる。そしてベッドに座っていた俺に抱き付いた。

「どしたん、」
『んー、さっき忍足くんにね』
なまえ白石と居るときが一番幸せそうや、って言われたの。

『だから、抱きついてみたー』

にへらと笑うなまえが可愛すぎて爆発しそうや。
まあその会話が隣の喧嘩の原因とは知らないやろう。


まあとりあえず後ろの喧騒をシャットダウンして彼女と幸せをわけあおう為にキスでもしようと思う。異議は認めん。


君の可愛さにめまいがする


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