100000 | ナノ
結局
『はなしてくださいよー!!!』
「だーめ、」
ベッドの上で梓先輩の胸を押してみるものの空しく、むしろ抱き締める力を強められている気がする。
その細腕のどこにそんな力があるの。
『恥ずかしいじゃないですか!』
「誰も見てないよ」
いやそういう問題じゃなく私の気持ちの問題なんですけど!
いや確かに教室とか人目を気にするところでやられるよりはマシなんだけども!
とか思っていると、太股をするりと撫でられた。
『っうひゃあ!?』
「…もうちょっと色気のある声出せないの?」
『あ、ああああんたドコ触ってやがるんですか!!!』
太股、とさらりと答えた梓先輩に私は泣きそうになった。
『触んなあ!敬語抜けて反論するけど触んな!』
「え、ダメなの?」
『なんでそんな意外そうな顔してるんですか!?』
意味わかんねーよ!なんで毎度毎度分からないんだよこのぱっつん!
いっつもこの辺で私が負けるが今日こそは勝つんだ。
「いやなまえの言ってることが理解できなくて」
『梓先輩は理解力がどうやら乏しいようですね!』
「学年次席が理解力乏しいと思ってるの?そういうなまえの方が理解力低そうだよね。低そうっていうか、低い?」
『うわあああん言葉の暴力だあああ!!』
そうだよどうせ後ろから数えた方が早いですよ!バーカ!
先生には次席と付き合ってるのになんで成績が伸びないんだ?といわれた。そんなの私が聞きたい。
『梓先輩なんて嫌いっ!』
「僕は好きだけど」
さらっと言った梓先輩に、
結局私の負け
(うっ、う…!!)(あーあ、真っ赤だなあ)
◎蒼さんリクエスト
ギャグ甘で変態梓
変態というよりはただのおばかさんのようになってしまったのは気のせいではありません←
しかし楽しんで書かせていただきました^v^
私は梓先輩推奨派ですので梓が先輩になってしまいましたが後輩グイグイ梓も好きです
後輩のほうが良かったな、などありましたら書き直しも随時受け付けておりますので!
リクエストありがとうございました!
2012.03.04 望
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