short | ナノ
『誉先輩はいつも余裕っぽいですよねー…』

僕の部屋のベッドでごろごろ寛ぎながら愚痴のように呟いた。
あの、パンツ見えそうですよ?

「そう?」
『そうですよ…、
こっちは毎回毎回ドキドキしっぱなしだっていうのに…』

枕をなぶりながら膨れっ面でこっちを恨めしそうに睨む。

「ふふっ、そうなんだ?嬉しいね」
『ふふっ…じゃないですよ、もー…』
「なまえもまだまだだね」
『まだまだとか…いつになったら追い付くんだか…』


まだまだ。
僕が余裕に見えるならやっぱりまだまだだ。


余裕なんかじゃない、余裕なんてあるわけがない。

君が可愛いから、
君が僕を惑わせるようなことするから。

なまえと居るだけで心拍数が一段と早くなる。

でも、慌てるのも顔を赤くするのも恥ずかしいから
余裕なフリしてるんだよ。


『いつか誉先輩を赤面させてみたーい』
「…さあ?いつになるのやら」
『あっ、バカにしました!?』

直ぐだよ。
なまえがその気になれば直ぐに。

『いつかその余裕崩したいいい…!!』
「ふふっ、頑張ってね」


だけどやっぱり僕にもプライドというものがあるわけだから、
簡単には崩れてやらないよ。
彼の秘密
(誉先輩なに笑ってるんですか?)(ううん、なーんでもない)



◎あとがき

誉先輩はぴばーん!\バーン/
あんまり誉を書き慣れてないからグダグダですすいません

なにはともあれおめでとうございます^▽^