30000Hit | ナノ
>> また

なまえさんがソファで眠っていた。
そして僕もなんだかなまえさんの寝顔を見ていたら眠くなって
なまえさんの横に座り瞼を閉じて眠りについた。
はずなのだ、記憶が確かならば。

なのに一体全体これはどういうことなのか。

『…』

丸まっちい手を膝に置き、ちょこんとソファーに座った、
なまえさんじゃなく、…なぜか見た目幼稚園児の女の子が居た。
しかも服装は縮小版星月学園の女子生徒服。


あーまた、寝てるんだな僕。
夢だ夢。こんなになまえさんに似てる幼稚園児が居て堪るか。

って、いやいや待て待て。

「…なまえさん?」
『はやと…』

………。

「翼くんと一樹会長…ああ、あと白銀先輩は何処ですか?」
『わたしをこんな風にしてにげてった…』
「捕獲しましょうか、」

きっと僕の笑顔は般若さながらであっただろう。


『…』
「………え、これ…なまえ?」
「………(フリーズなう)」
「わあ、なまえってはちっちゃくなっても可愛いんだね」

『…』
「な…っ!?なまえだと…!?」
「…この子、なまえちゃんの子供?」
「金久保先輩、さすがにそれはないです」

『…』
「おーだいぶちっこくなったな」
「みょうじが…小さいだと…!?」
「陽日先生どこに驚いてるんですか…」


色んな反応を貰いながら翼くんと一樹会長と白銀先輩を目撃したかを尋ねる。

「まったく…、居ないですねえ」
『ね…』

小さい足で(多分オノマトペで表すと)てちてちと
僕の後ろを着いてくる姿ははたからみたら親鳥と雛のような感じだろうか。

ていうか、…なんだか。

『………』

小さい歩幅で精一杯の奮闘で僕の後を必死で着いてくる姿は。
正直、可愛い、ですね。

「なまえさん、疲れてないですか?」
『だいじょーぶ…』
「無理しなくて良いんですよ。ほら…どうぞ?」

ぎゅっと抱きしめそのまま持ち上げた。
いつも軽いが今日はいつも以上に軽い(当たり前ですかね)。

『わっ、わわっ!!』
「暴れないでくださいね」
『っ、うん』

小さい手でぎゅうっと僕の服を掴む。
…あーいま、うん、あれです。
幼女趣味の人の気持ちが分かった気がする。

「…さ、早く探して戻してもらいましょう」
『うんっ』


元気よく返事した君に、
またときめいてしまった
(…ほんと、)(勘弁してくださいよ、まったく…)


◎美嘉さんリクエスト
颯斗で子供化したヒロインにときめく話でした

颯斗誰これ状態で大変申し訳ありません(^p^)←

多分このあとちゃんと時間切れとかで戻ってると思いますうん

リクエストありがとうございました!!(*´ェ`*)


2011.05.29 望

prev//next
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -