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>> 接着剤みたいな


べたべたべたべたべたべた…。
例えるなら今の梓は接着剤。
私に抱きついて一ミリたりとも離れようとしない。

そしてたまに身体のどこかにキスだとか、脚を撫でたりとちょっかいを出してくる。

大学の課題なう、な私にとっては物凄く邪魔だ。

『梓…、』
「はい、なんですか?」

髪の匂いを嗅いでいたのか、耳元で声をだす梓。

頼むからそこを退け、視線に込めてみたが梓は

「なにが言いたいのかさっぱりです」

と爽やかに笑ってまた更にぎゅうっと力を強めた。

『あーずーさー…』
「何ですか、もう」

課題が一行たりとも進んでいないのはやはり問題だ。

『お願いだから退いてください』
「…ヤです」

少しだけ膨れて、顔をぷいっと反らす。
ああもうこういうとこめっちゃ可愛い…じゃなくて。

「だって、先輩。久しぶりに会ったのに
課題ばっかで構ってくれないんですもん」

いつもお前年下?っというような行動ばかりの梓だけれど、
今の梓は滅茶苦茶可愛い。…口に出すと拗ねるから言わないけど。

『ごめん…じゃあ出来るだけ早く終わるように頑張るからさ
少しだけ離れて?』
「…はい」

ぴったりくっついていた身体の間に隙間が埋まれる。

「早く終わらせてくださいね?」
『うん、待ってて』
「今度から会う約束をしていたときは課題終わらせといてくださいね」
『う…っぜ、善処する…』

接着剤みたいな君の愛


◎みずきさんリクエスト
梓の部屋で全力でイチャイチャでした^^

これイチャイチャって言うんですかね?(オイ

梓が拗ねたらそりゃもう
破壊光線と絶対零度を同時にくらったもんですよ
(某ぽけっとのモンスターより)
分かりづらい^p^

みずきさんリクエストありがとございました!(*´▽`*)


2011.05.17 望

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