30000Hit | ナノ
>> とある

『一樹死ねえええ!!』
「うおっちょっ、ばか…っ!!ぐおっ!!」


『ハンッ!この阿呆が!』

一樹に雪玉in石をぶち当て雪のうえに大の字に倒れる一樹を見下ろした。

「石は…入れたらダメだろ…。死ぬわ」
『それが禁止だとは聞いていないうえに、
一樹は無駄にしぶといからこんなんじゃ死なないって』
「お前は俺をなんだと…あとパンツ見えてんぞ」
『………マジで死ね』
「うおっ、ちょっ見えたのは不可抗力だろ!」

寝そべる一樹の頭を狙って足を勢いよく下ろすと
一樹はギリギリのところで避けた。チッ、命冥加なやつめ…。
もう一発決めようかと思っていると、肩に手が乗った。
振り返ると水色と赤色の対照的な髪色が。

『誉、桜士郎』
「くひひっ!なまえの声、響いてたよーん」
「なまえは女の子なんだからもうちょっと、ね?」

誉が眉毛を下げて苦笑い。

『えー…だって一樹がさあ…あたしのパンツ見たからさあ』
「よし、なまえ殺ってよし」
「くひひっ!一樹ご愁傷さまー」
「なまえお前えええ!!」

誉が笑顔で許可を出してくれたのでさっさと殺ってしまおうか。
一樹は勢いよく立って逃げ出した。

「僕も手伝ってあげるよ」
「あっ俺も俺もなまえと誉ちゃんがわー!!」
『一樹校庭以外は逃げちゃ駄目だかんねー!』
「3対1とか卑怯だとは思わないのかお前たち!」

逃げながら叫ぶ一樹に3人で雪玉を製産しながら声を揃えて「思わない」と言った。
泣きわめく一樹は放っておいた。


『囮は桜士郎ね』
「その判断は妥当だね、なまえ」
「え、決断早くね」

行ってこい!と桜士郎を一樹の方へ送り出した。
送り出した数秒後、桜士郎の顔面に
一樹の投げた雪玉がヒットしたのなんて見てない見てない。

『…桜士郎、ゆっくり休んでね…』
「桜士郎の頑張りを僕らは無駄にはしない…!」
『おお!誉それっぽーい!!』
「ふふっ、本職だからね」

え、なにそれどゆこと。と聞くといつもの誉スマイルで秘密、と濁された。

『よっしゃ、いきまっせー!!』
「いこっか、一樹潰す」


3

(一樹覚悟!!)(一樹僕にも気をつけなきゃだよ?)(ぎゃあああああ!!)

*おまけ


「3年生元気だなあ」
「そうだねえ…」
「あのひとたち馬鹿なの?」
「ああッ!不知火先輩あぶねぇ!」
「む、金久保先輩もか…」
「ああもう…会長まで…」
「あ…オヤジ…死亡」


2年生組が見てた



◎紅さんリクエスト
金久保様でギャグ…だったんですが!
3年生ギャグになってしまった\^p^/

紅さんすんませええええん!!!!
3年生組嫌いでしたらごめんなさい(´;ω;`)
書き直しいつでも受け付けてますので!!


2011.05.28 望

prev//next
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -