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>> 良いじゃない

校庭の緑のうえに寝転がる。頬やら体操服から出てる肌に草がちくちく刺さる。

『やーばい…』
「どうかいたしましたか?」

隣に座っていた颯斗くんが首を傾げながらあたしに問いかける。

『めっちゃ眠い…』
「いや全然やばくねえだろ」

隆文が手を振りながらあたしに突っ込む。
なんでお前関西人じゃないの、その突っ込みの速さは関西人レベルだよ。

昼休みの後の授業が外で天文科と合同の体育なので前もって3人で来てみた。
…まあ今日は日向ぼっこに良さそうな日光だったのもある。

『春の陽射しは睡魔には毒だよー…』
「あー、5時限目とかマジ睡魔との闘いだよな」
「ただ前日に充分な睡眠をとればいいだけの話では…」

颯斗くんの真っ当すぎる突っ込みは華麗なスルースキルで流すことにした。

『あーでもまだ授業始まるまで時間あるよねー…私は眠る!』
「あーじゃあ俺もー。青空も一緒に眠ろうぜー」

ごろりと寝転がった隆文の頭が地面の緑に同化してて吹きそうになったのを堪え
自分も一緒に颯斗くんを誘う。

「いえ僕は…」
『なんでなんでー!気持ち良いよー?』
「そうだそうだー!お前も味わっとけ!」

隆文がとりゃっと颯斗くんを倒す。

「う、わ…!」
『はい颯斗くん、いらっしゃーい!』

さりげなーく逃げられないように颯斗くんを枕にする。

「ふっふっふっ!俺らをナメんなよー」

隆文も私の隣で横になる。

『そうだそうだー』
「………まったく、貴方たちときたら…
一樹会長に負けないくらい強引ですね」
「『いや、あの人には負けるわ』」


たまにはこんな日だって
良いじゃない

(すー…)(くかー…)(………)



*おまけ
「また見事に熟睡してんなー…」
「颯斗くんも一緒っていうのがビックリだよ…」
「なんだか起こすの勿体無いね」
「そうだなー…白銀先輩が居たら間違いなく写真撮るんだろうな…」


天文科に見つかった


◎奈月さんリクエスト
神話科ヒロインで颯斗と犬飼と一緒にほのぼのでした^^

ちなみに最後のカッコはなまえ、犬飼、颯斗の順番です
個人的に颯斗は無音です、忍者かなんか←

日向ぼっこ良いですよね
私の地元は田舎なので日向ぼっこし放題ですイェア←

話逸れた(ガッツリな)

奈月さんリクエストありがとございました!(*´▽`*)



2011.05.15 望

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