私はミツオくんと呼ばれる男の子と保健室に向かっていた。
「足、大丈夫か?」 「大丈夫だと思うけど…」
ごめんなさい、優しい人。猫被っててごめんなさい。もう私つらい。猫被りつらいんだけど…保健室どこ!ああもう!
「名前、なんていうの?」 「ん、ああ…」
偽名を言いたい、が。ミカリンはまずい。痛い子だと思われるぞ、と友人から言われた…がしかしミカリンは私の偽名だからして……ミカリンからリンをとれば普通になるか…。うん。ミカリンことミカにしよう。
「ミカっていいます。そちらは?」 「ああ、さっき友達が言ってたけどミツオって名前」
ミツオくん…ミッくん?いやいや私駄目ね、簡単にあだ名を付けちゃ駄目じゃない。私安直すぎる。あ、でもシイタケは直感だから違うな。
「あ、保健室ここだから」 「ありがとうございます」
……ん? 上のプレートには保健室とかかっている。あってる。 しかし、隣のプレートは…。
「隣じゃねぇか…!」 「え?」 「いや、なんでもないです。気にしないで」
おいこら私、わざわざ事務室になんていく必要なかったじゃねぇか…。 生徒会室の隣とか…、気付けよ、私…。
「じゃあ、ミカさん俺部活行くんで」 「ミツオくん、わざわざありがとうございます」
私はここまで連れて来てくれたミツオくんに礼をいい、私は保健室へと入って行った。 先生いたらいたで、どうにか対処しなくては…。
120224 ミツオくんこんなでしたっけ ちなみに場所は実際とは異なる場合もあります
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