私の友達はすこし変わっていると思う。いやそんなことをいったら、私もその子と友達になっている時点でもう変わっているとは思うけれど。
私の友人は、所謂文学少女ってやつでして、先日も名も知らない男子高校生を自分の小説に当て嵌めていた、という際物だ。面白かったからいいけれど。

まさかその男子高校生がそう返してくるとは思わなくって、授業中なのにも関わらず笑いが我慢出来ずに吹き出してしまったほどだ。
まあ空気読め男くんがいい感じに日常に戻してきたって聞いて、あれは腹が痛かったね。

「あそこのコンビニポテト半額だぜ!」

……ほんっとに日常だよね。あー、お腹いたい。

「…で、それからまた誰かと会ったの?」
「…ヤンキー紛いの人が…」
「ヤンキー紛いって…!!ひでぇ!もう笑いとまんない!」
「それも同じ制服着てて」
「何それ初情報」

同じ制服着てる、ってことはそれほどおかしい人たちがそこにいるってことでいいんだよね。会ってみたいなあ。

「会ってみたいって思ってる?」
「勿論。だって面白そうだし!」

彼女はにい、と口角を上げて今の私には最大級の言葉を吐き出した。

「…文化祭近いと思う」
「まじで!」

ちなみに今現在、秋である。え、何。実際は寒いって?アーキコエナイー。

楽しみだなあ、文化祭。
中に入れなくても男装して入ってやろうかなあ。


文学少女とお友達


120125
やっちゃった感が否めません。
……漫画買います…orz

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