もじ | ナノ
※酸性とか人体のことについて
 苦手な方はご遠慮下さい
 所謂生物の話です


















理科、というより生物で面白い話を聞いた。私の体は中性なんかじゃなかったのか…。

「ヨシタケ!」

帰り道に、派手な金髪を見つけ声をかけると、反応し振り向いた。

「ん?なんだ名前か」
「そうだ、私だ!」

彼の横に駆け寄って、一緒に帰り道を歩く。ちなみに彼氏ではない。私の彼氏は、二次元だ!…あ、痛い子だ。

「ね、ヨシタケ。自分の体って何性だかわかる?」
「陰性、陽性とかか?」
「いや違う。それインフルエンザとかの奴じゃない?」
「じゃあ…男せ…」
「私別に面白いこと求めてないから、真面目に答えてよ」
「すまん」

ここで男性、女性とか言われたら引くけども、よく最初陰性、陽性って出てきたな…。私は今そこに感心している。

「弱酸性のビ●レとか言ってるから酸性のほうじゃねーかなあ…」
「伏せたね。いやまあ酸性なのは肌なんだって。だから弱酸性のビオ●とかCMやってるんだよ。酸性のほうが、菌が繁殖しにくいんだって」
「お前、どうしてそんなこと知ってるんだ…」
「いや先生が…中央って恐ろしいよ…」

まあ酸性といえば酸性なんだが、肌舐めると酸っぱいのかなあとか変なことを考えるけど汗はしょっぱいし。

「でさ、胃液とかはすっごく強力な酸性なんだって。ほら、吐いたりすると酸っぱい臭いしない?」
「あー、確かに」

胃酸って言うからね。と補足を足すとそりゃ酸性だなと笑って返ってくる。

「そしたらよ、俺の答えあってたんじゃね?」
「甘い、甘いぞヨシタケよ。アメ●カ製のチョコレートより甘い!」
「それは甘すぎだろ。あれ毎日食ったら絶対虫歯出来るって…」
「否定はしないさ」

変な会話をしつつも、私は最初に話を戻す。

「中性ってPh7じゃん。あ、Phって何って聞くなよ。辞書で調べろ」
「ああ、そういやそうだな」
「でね、すい臓のさ、すい液ってアルカリ性なんだよ」
「よく、超強力酸性からアルカリ性に変わるな…体すげぇ」
「ちなみにすい液も割と強力なアルカリ性ね。ちなみに血液もアルカリ性だったり」
「確かに、血が酸っぱかったら気持ち悪いな。舐めて止めたくなくなるわ」

まあ確かにごもっともだ。舐めた味が酸っぱいとかだったらちょっと気持ち悪い。いや鉄の味がするから気持ち悪いというかなんというか。
「で、人体って結局アルカリ性なのか?」
「まあ、中性に近いアルカリ性かな…。7.4が正常なんだって」
「中性でいいじゃんかよ」
「私もそれ思った」

健全な高校生がこんな話をしてていいものか、と思うけれどこれはすごく言いたかった話だからちょっぴり満足。

「しかし中央ってこんなことまですんのな」
「私の理科の先生の余談が多いだけ。そこからたまにテスト出るから泣きたくなるよ」
「あー、ドンマイ」




聞いて!

(でさ、もし正常から外れた場合ってどうなんの?)
(……わかんない)




120503

結構前から書きたかったネタでした!
学校の授業でへぇと感心したものです。私アルカリ性!←

Q何故ヨシタケなの?
Aなんとなくです



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