※アークデーモン討伐時にいたあの子。
ちなみに設定は小学生です
口調等捏造注意
「ったくまたなんかやらかしたの?」
私は、はあと大袈裟な溜息をついて彼の手当をしていた。保健委員ってこういう仕事しかしないし、仕事があるのはとてもいい事なんだけど。
「弱いものいじめみつけたから、」
「で、助けたはいいが、怪我しちゃったと。…自分も強くなきゃだめだよ。修一くん」
脱脂綿に消毒液をかけ、彼のあらゆる所にある怪我に消毒液を染み込ませた脱脂綿をひたりとつける。
「っ、いたい」
「我慢しなきゃだめ。怪我したのは自分のせいだよ」
「でも」
でももないでしょ、と思いながら一番傷がひどい膝に消毒液を普通にかける。ちなみに先に水で砂とかを洗ってあるので問題ない。
「名前、しみる!痛い!」
「もんどーむよう!」
いつも強気な修一くんがちょっとだけ弱くなるとこを知ってるのは私だけでいいんです。
他の人になんて見つからせない。
「修一くん、もう怪我しないでよ?」
消毒が済んで、絆創膏を張ったほうがいい場所に絆創膏をはっていく。膝がひどい。擦りむいたのかな。
「でも、怪我したら名前が、手当してくれるんだろ?」
にいっ、と悪戯っ子のように口許を歪める修一くんに不覚にもどきっ、としてしまったのは誰にも言えなかった。
5時間目は保健室で
(あ、チャイム…でもまだ手当終わってないし…)
(手当済んだら教室行くか)
(うん!)
120314
修一くんって弱いものいじめから弱い子を守ってるイメージがあったので、やっぱり結構怪我も多いのでは、となった。
しかし、小学生設定はまずかったか…