私は前々から気になっていたことがあった。
それは、私の彼アーサー・カークランドになくてはならないもののことである。
多分それがなくなれば、誰だかわからなくなるのだろうし、大変なことが起きるのも自覚している。
でも、気になってしまったのだ。仕方ないじゃない。
「ねぇアーサー…」
「なんだ名前?」
ゆっくりと優しく私の名前を呼ぶ彼。
私が次にいうことばを知らぬまま…
「その、眉毛どうなってるの…?」
ブッ と何かが吹き出される音がした。
ちらりと彼を見ると、紅茶がぽたぽたと垂れていた。
「な、なっ、何いきなり聞いてんだ名前!」
「いや、だから聞いてみたくって。あと汚いからアーサー、早く拭いて」
んん、そんなに驚くこと聞いた、かしら…
片付けが一通り終わり、アーサーは私の前へきた。
「で、名前。どういうことだ?」
「いや、だから、あなたのそれが気になったのよ。フェリちゃん達のは違うのよね?」
でも同じだったら、かわいいかも。
「ばか、そんなはずねぇだろ。これは、英国紳士的な何かだ!」
キリッと効果音がなるくらい、彼は格好をつけていった。
あまり、格好よくなかったが…。
紳士的な何か
「結局、どういう意味?」
「そういう意味だ」
100322
テストの時間にふっ、と思ってごめんなさい。
結論:よくわからない