もじ | ナノ
※なんかすごく変態くさい夢主




「なあ、タダクニ。デートしねぇか」

そう私が彼に放った言葉は、彼にとって重大なことだったらしくがたんとどこかにぶつけていた。

「大丈夫か、タダクニ」
「いやまあ大丈夫なんだけどさ。いきなり何?」
「そのままだよ、タダクニ。デートしようぜ」

こいつの妹さんと仲のいい私というか先輩なんだが、ごく稀に妹さんに呼び出され兄をみたいな感じで言われる。意味わかんねぇけどまあ、女装が似合うって妹から聞いたからな全力で女装させる。(本音)

「本音漏れてるぞ、おい」
「うっわ、まじで。じゃあまず。ワンピース着ようか。むしろ今の格好を変えようか。私の制服をお前が着て、お前の制服俺が着るってことで」
「え、何どうしてこうなってるの!」
「ほら、ワイシャツどこだ。ないなら脱がす」

ぐい、と彼に近付きワイシャツのボタンをぷちん、ぷちんと外していく。あれ、抵抗しない。

「どうしてこうなった…」

真っ赤になって顔をおさえているタダクニ。お前は女か!

「タダクニ、お前肌綺麗だな。ムダ毛うっすいし。女の私からだと羨ましいぞ」
「いやだから触るな!」

なでなでと脱がせた箇所をなでていく。うん、私変態だ。が、まあこいつが悪い。抵抗しないこいつが悪い。ちなみに上は第2ボタンまで開けてやめた。そっちのほうがセクシーだからな。
そしてタダクニをゆっくりと押し倒し、カチャと音を立てベルトをとり抜く。

「なんで俺女に襲われてるんだよ!」
「タダクニ、お前がかわいいからだ。あと言っておくが襲ってない。女装させる。襲って欲しいなら言えばいい。やってやるぞ?」

とりあえずベルトで手首でも固定するか。

「タダクニ、私お前の上に乗るからな。スカートとか谷間とか見るなよ」
「え」

顔に被せてあった手首をとり、先程抜いたベルトを手首にまいて取れないようにする。うん、出来た。

「はい、じゃあタダクニ。ズボン脱がせるから。大丈夫。私兄貴いるからパンツは見慣れてるしその後スカート履かせるから。んで足で暴れたら踏むから。興奮すんなよ、タダクニ」
「しないよ!あともうそれ脅迫だよね!」

はいはい、と軽くタダクニの言葉を流し、ズボンをさっくりと脱がせる。そして脱がせたズボンを私は履いて自身のスカートを脱いだ。

「よし、タダクニ。履かせるから」
「やめろよ!」
「ちなみに妹には既に言ってあるので邪魔は入らないぞ」
「ヒデノリとヨシタケに連絡…」
「お前の妹に頼んである」

妹さんは私が兄に女装させたいと言ったときに「どうでもいいんで」と一蹴したので勝手にヨシタケ、ヒデノリを討伐させてもらっている。まああいつら妹さんの下着盗んだからな。そのこと言ったら全力で走って行ったし。

「タダクニ、だから今はふたりきりってことだ。襲おうと思えば襲えるんだ」

にい、と多分私は今悪い顔をしているんだろうか。タダクニの足首に私のスカートを嵌め込み、タダクニの足というか腰を持ち上げてスカートをすす、と滑らせる。ひっかかりもあったが無理矢理いれた。

「出来た。よし、タダクニ。これでお家デートしようか」
「は!?その前に手首外せよ!」
「スカート脱ぐだろ。それか今私がはいてるズボン脱がす気か?うっわ、変態じゃん」
「お前に言われたくない!」


デートしようか

(あ、でもデートしたいのは本気だから。ちゃんと私服でお洒落して行こう)
(それ告白って捕らえていい?)
(お好きなように)




120218
私がタダクニくんに女装させたいです。


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