もじ | ナノ
「あー!」

人吉くん喚いてるなあ…、と内心思いながらちらりと人吉くんを見遣る。

「おいこら人吉黙れ」
「ああ、名前かどうした?」
「むしろお前がどうした」

かあっと頬を染める人吉を見て、何かあったのかと気になった。

「人吉、どうした。めだかちゃん関連だろどうせ。お前の悩みなんてそんなもんだ」
「なっ…」

また頬が顔が染まる。うん、めだかちゃん関連だ。でもいつもならこんな顔は赤く染まらなかったな…。

「恋愛相談なら受けるぜ、人吉」
「っ…!」

ああ、そういうことだよな。うん、いいことじゃあないか。

「人吉、私お前のこと応援してるからな。がんばれ」

私は髪をぐしゃぐしゃとする人吉の肩に手を置き、よかったなと耳元で呟いた。


応援してますから



120214
初めましてな人吉くん。
人吉くんはめだかちゃんと幸せになればいい




人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -