※妹の友人設定。
ちなみにノート返しに来た
ピンポン、と軽やかな音色を響かせ、私は友人の家へ来ていた。友人の兄貴、タダクニ先輩はもう既に家にいるはずなので勝手にお邪魔してやろうかと思うけれど我慢する。
「おーい」
玄関を少し開け、中を確認する。うん靴が3つあるから友人もいるはず。寝ているのか?
「おお、タダクニの妹の友人!」
「長いよ、ヒデノリ先輩」
「よお、タダクニの妹の友人!」
「だからヨシタケ先輩も長いって!短くしろよ!!」
ひょっこりと玄関から顔を出したのはタダクニ先輩の友人で最初はヒデノリ先輩、そして後がヨシタケ先輩。ちなみに覚え方は、地味と眼鏡と金髪だ。え、失礼じゃないよ。人の名前って大切だしね。
「で、まあいいとして、タダクニ先輩はどうしたんですか」
「………あー、友人さんは何用で?」
…友人に多分いかがわしいことしてたらぶん殴ってでも止めてと付け加えられていたので拳をぎゅとにぎりしめる。
「あー、それはやめない?ほら、暴力反対?」
「そーそー…」
「先輩方…通して下さい。私、ノートを机の上に置くという作業が残ってますので」
「ああーっ!じゃあ、じゃあヨシタケがノートを妹の机に置いておくから!」
「………爆発しますよ?」
ぎ、と体を固めた先輩方を避けるにはたやすく、私はすいすいと妹さんの部屋へ向かうことにしました。まあその前にタダクニ先輩の部屋の前を通るので、室内が見えてしまったのですが。
「ヒデノリー、ヨシタケー、誰来たん…えっ、ちょまじで」
「先輩何故スカートを」
「二人が無理やり…」
動くごとにちらりと中身が見える。…スカートの中って普通かわいい下着なのになんで男物が堂々と出てるの。おかしいでしょう。
「先輩、似合ってますけどね?」
おまえのパンチラは萎える
(え、何、え)
(はい、脱いでー)
(パンツ下ろさないでえ!)
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