「タダクニー、高校生ってさー」
「なんだよいきなり」
あー、ツッコミちゃんと返ってきた。ちょっと嬉しい。
「あほだよね」
「何がいいたい!お前は!」
「え、男子高校生ってあほってこと?」
「さっき男子ってくくりなかったよね!?」
「気のせー、気のせー」
ヨシタケとヒデノリ、そしてタダクニ。もうあほとツッコミ。ただの漫才見てるようだよ。
まあ男子って女子より精神年齢低いらしいし、しょうがないか。
「今変なこと考えてただろ?」
「変なことって何さ?」
ああもうからかって遊ぶの超楽しいとしか思ってないけど。これ変なことか?
「変なことだよ!あと口に全部出てるよ!」
「ありゃ、口が滑った?」
タダクニは、大きくため息をついて、胡座をかいた。さっきまで立ってたから疲れたのかな。
「で、なんで隣のねーちゃんが俺の部屋にいるの?」
「今更じゃない!えっとね、タダクニの妹さんに服かしに来たんだよっと」
隣の部屋から声が聞こえて、着替え終わったことがわかった。
「じゃ、タダクニ達者でな!」
「意味わかんないよ!」
高校生って
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