もじ | ナノ
「名前好き!」

そういって、アルフレッドは私に飛び掛る。

「アル、重いって重い!!」

すきすきと、続けていう彼。
小さい頃から一緒にいたから、この好きは友愛か何かだと思っていたんだけど…。
違ったらしくて。
まぁわかんないんだ 自分の気持ちが。

「名前無視とかひどいんだぞ!」
「ごめん。考え事してたの」

好き?嫌い?嫌いではないけど。確実に。
なら好きなんだろうけど…。
友愛なのか、恋愛なのか。

「名前ー!」
「だから考え事して…」

彼は私に何か差し出してきた。

「何、これ」
「昨日欲しがってたやつだぞ!」

差し出されたものをあけたら、昨日綺麗だな…と思っていたレインボークオーツが入っていた。

「なんで知ってるの?」
「名前のことならなんでも知ってるんだぞ!」
「逆に怖いこと言ってる気がするけど…ありがとアル」

彼に微笑むと彼は「だめだぞーあーもうだめだ」とかよくわからない感じに発狂していた。

そんな彼を見て私は思った。
なんて、かわいいんだろう。 なんて、愛おしいんだろう。今までわからなかった何かが波のように押し寄せてくる。

「アル、好きよ」
「!」

彼は顔を真っ赤にして俺も名前のこと好きだぞ!といってもっともっと抱きしめてきた。

110403
アル初めて書いた気がする。
むつかしい。


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