※小さい頃の廉造です
(平仮名多いのは仕様です)
おそらく5歳くらい。
「ぜっぇたい、いやや!あたらしいのはいらん!」
金にいにもじゅう兄にいってもきいてくれへん。やからおれはあきらめておとんのとこへむかおうとしたんや。
「おいこら廉造、どこ行くねん」
「おとんのとこや!」
はあ、とおおきなためいき?を金にいははいた。しあわせにげてくで、まあ金にいのしあわせをおれがもろたろおもて、すうと大きくいきすうたら、金にいにチョップをうけ、げほとせきをしてしもた。
「なにすんや、金にい!」
「俺の幸せ取るんやない!」
「とってへんわ!!」
金にいはきらいや。すぐおれにけりとかしとくる。おれなんもわるうことしてへんのに。金にいはあれや。なんや。えーと、前じゅう兄がいうてた…。
「どめすてぃっくばいおれんす!!」
「あぁ、なんや?」
「なんもない、なんもないで」
なにもわるうことしてへんのに、くりすますぷれぜんとに金にいのつけとるへあぴん?ほしいいうただけなんに。金にいなんてきらいや。すぐおこるし、きらいや。
「廉造、ちと来て目ぇ潰れ」
いあつかんというんやろか、やらなきゃやられるおもて金にいのそばへいってぎゅと目をつむったんや。かち、かちとなにかがあわさる音がして、うごこうとすると、金にいに怒られた。
「出来たで、洗面所のほう行ってみてみい。触るんやないで」
「おん!」
おれはすこしはしって、せんめんじょへむかった。じぶん用のぷらすちっくせいのいすをずらし、かがみをみる。
「わあ、お揃いや!」
その中には金にいとおそろいのぴんをつけた俺がおった。
ほしいもの!
金にいとおそろいになりたかったんや!!
111204
小さい頃の廉造って天使だと思うんですよ