選択式16 | ナノ  
(:選択式:16:

:人騒がせなりんご売り
:黒のペディキュアを塗りながら
:雲間から幸せ
:ムッとしても始まらない
:蹴りあげたのは冒涜でした
:眠れないのは彼の所為
:優先して選んでほしいの
:妄想ラプソディー
:先端恐怖症の刀
:残り2切れのお菓子

(ラプソディー/自由な形式によって楽想を展開する器楽曲。狂詩曲)






:性格の悪さが顔に出て
:充電式の恋心
:あと何センチで届くのかしら
:猫好きアレルギー
:よくも笑ってくれたな
:お仕置きが必要だ
:恋しか知らないの
:ろくに生きていないでしょ
:川沿いの残念ボーイ
:名人との野良試合






:吐き気を押さえて微笑んだ
:昼間の月夜
:はき違えてはいけませんよ
:限定カラーの恋心
:せっかくの逢瀬が台無しだわ
:じきに膨れるその月は
:早生乙女の渇望
:淡雪とスミレ草
:紅葉を重ねて秋深く
:伝言はまったく伝わらず

(淡雪/春先に降る、うっすらと積もってすぐに溶ける雪)






:罪作りな少女
:軽率な発言に嫉妬して
:弓を引いたのは間違いでしたか
:貴方のやうになりたくて
:清純は流れていった
:寝乱れ髪に唇寄せて
:貴女の手を取り踊りませう
:それはまるで逢瀬のような
:古今東西知れ渡った罪の話
:あの日、僕らは無知であった






:笑わない花売り
:泣けない、泣かない、泣きたくない
:素晴らしい平日の朝に
:おっしょさん、何するの
:背中に宝物を隠し持ち
:平々凡々殺人鬼
:人間に戻りたいのだよ
:汗っかきと寒がり
:猫らしい眼差し
:知略を尽くす恋

(おっしょさん/お師匠さんの砕けた言い方。江戸時代の寺子屋、手習い小屋などではそう呼ぶ事が多い)
(知略/知恵を働かせて策を練る事)



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