伊呂波歌12 | ナノ  
(:伊呂波歌で47題:12:

い:今から始まる恋模様
ろ:論理的には勝ちでして
は:憚られれば得として
に:にわかには受け止めれぬけども
ほ:本気で行かねば誰がやる
へ:変な気を起こさずに
と:どうしても死ねなくて






ち:ちょっと得意気になってみて
り:理由なんざぁございやせん
ぬ:泥濘(ぬかるみ)に涕泣
る:るるららら、鼻唄と愛
を:おかしくなってしまいませう

(涕泣(ていきゅう)/涙を流して泣く事)






わ:別れ話に花が咲き
か:神様と右足
よ:夜半の嵐に君が飛ぶ
た:黄昏の烏が死にたがり
れ:連絡ひとつ寄越さずに
そ:そんなの逃げてしまえばいいさ






つ:月がとっても綺麗だけれど
ね:眠くならない丑三つ時
な:泣いてないのよ
ら:来聴せしは恋の証拠か
む:難しいことなんぞ言ってないのに

(丑三つ時(うしみつどき)/真夜中の意)
(来聴(らいちょう)/聴きに来る事)






う:うるせき君の言う事にゃ
ゐ:勢いだけの男
の:のぼせた瞳に映るモノ
お:大きな期待と小さな遠慮
く:口車に乗せられて
や:八つ当たりしてもいいですか?
ま:間違いだらけの信仰心

(うるせき/賢い。利発的である。終止形では『うるせし』)






け:煙に巻いたら一人前
ふ:普通の私とおかしな君と
こ:ここから先は二人で
え:遠慮は要らぬと声をあげ
て:でんでん太鼓の初恋物語






あ:愛を語るにはまだ早い
さ:さよなら恋愛未満の感情
き:君と仲良くしたかったのに
ゆ:百合の花は花粉の跡を残す
め:銘々に波羅蜜
み:右見て左見て
し:島原より愛して

(波羅蜜(はらみつ)/迷いの世界から悟りの世界へ至ることの意。その為に菩薩が行う修行の事)
(島原/京都市にある、遊郭の通称)






ゑ:永遠に貴方の目になる
ひ:一人と一人で指絡め
も:桃色意識の見返り美人
せ:成功率の低い口説き文句
す:進め、孤高の一匹狼



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