鳥啼歌２ | ナノ
(:鳥啼歌で48題:２:
と:朱鷺の鳴く夜
り:利害の一致
な:何食わぬ顔した犯人
く:口ずさむ流行り歌
こ:個々の意見を聞きましょう
ゑ:艶歌に聞き惚れて
す:捨て駒の如く
(朱鷺(とき)/コウノトリ目トキ科の鳥)
(艶歌(えんか)/明治･大正時代にバイオリンなどを弾きながら街頭で歌い広めた流行の歌の事)
ゆ:右筆の独り言
め:冥界からの便り
さ:最後の挨拶
ま:間違いだらけのラヴレタァ
せ:正論唱えた風来坊
(右筆(ゆうひつ)/武家の秘書役を行う文官の事。文章の代筆が主な仕事)
(風来坊(ふうらいぼう)/決まった場所や職に定まらない人。また、気まぐれな人)
み:三つ子の魂、百までも
よ:よくわからないと唾を吐き
あ:開いた手の平握り締め
け:蹴散らせ風評被害
わ:私の人生黒かった
た:楽しんでるのはアイツだけ
る:涙腺は崩れた
(風評被害/メディアが流した情報が、事実の有無に関わりなく独り歩きして世間に広まり定着し、その事から被害を被る事)
ひ:ひばりの鳴く空は
ん:ンの字に秘めた心
か:貸し倒れた取り立て屋
し:してない事を認めては
を:をかしとて
(をかし/平安では「明るい知性的な美」を意味し、室町からは「滑稽」であるという意味合いに変わっていった)
そ:尊敬の意味を
ら:来年までの命は
い:一見解らぬ恋敵
ろ:労働はいつまでも
は:儚い人の夢
え:選ばれたのは私じゃなくて
て:出来る子は違う
お:お金儲けに休み無し
き:気付かなきゃいいのに
つ:追認の必要なんて
へ:平均台の人生論
に:人気者は辛いね
(追認(ついにん)/過去に遡り、その事を認めさせる事)
ほ:補欠参加の決勝戦
ふ:踏み絵に負けて
ね:猫は貴方に恋をする
む:昔は良かった
れ:連絡方法模索中
ゐ:意中のイチョウで一夜を明かし
ぬ:沼には河童がおりまして
も:桃も華やぎ悪を祓いて
や:やりたい事は真っ直ぐと
の:のらりくらりと足を出し
う:撃ち放て鬱憤
ち:近付いて口付け
(※桃には悪を祓う力があるとされている。)
(のらりくらり/怠けてぶらぶらする事。のらくら。)
(鬱憤(うっぷん)/発散出来ずに心中に溜まった怒りや不満)
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