伊呂波歌2 | ナノ  
(:伊呂波歌で47題:2:

い:いつもよりも逢いたい
ろ:浪士の子守唄
は:吐き気は止まず
に:にっこり笑う地獄の使い
ほ:骨の髄まで色濃く愛して
へ:平和だったのは昨日まで
と:兎に角逃げるしか

(浪士/どこにも仕えず、給与のもらえない立場の武士)






ち:誓えるのは最初だけ
り:離反対立混ぜ合わせ
ぬ:抜きん出た醜悪
る:涙腺は脆く崩れ去った
を:嗚咽まじりの緊急抗議

(離反(りはん)/従っていた物から離れ、背く事)






わ:我々は血の代償を払う
か:会話なんかしたくない
よ:ようこそ私の世界へ
た:倒れればいいのか
れ:冷静になれよ
そ:それは夢でした






つ:津波みたいに押し寄せて
ね:眠らせてよマイダーリン
な:何が何だか解らず仕舞い
ら:雷雨を背中に見上げ
む:紫の貴方を






う:嬉しさを噛み殺し
ゐ:生きる罪作り
の:乗り過ごした快速電車
お:オトメを捨てる覚悟とは
く:朽ちて花咲く雪の中
や:八千代の叢雲
ま:間違いなく私を嫌っている

(八千代(やちよ)/極めて長い年代)
(叢雲(むらくも)/群がって広がる雲)






け:蹴散らせ背徳感
ふ:不惑の独り言
こ:こじんまりと感情
え:永遠とは
て:天気と記憶の関係は

(不惑(ふわく)/四十歳の事)






あ:紅く滴る恋の病
さ:三回目の告白
き:菊の想いで
ゆ:歪みの無い感覚を
め:目を離さないで
み:道のりはきっと
し:死ななけりゃよかった






ゑ:永遠は君の中に
ひ:秘密の内側
も:もしかして川の向こう側
せ:精髄になりて
す:末永く幸福に

(精髄(せいずい)/物事の一番大切な部分)



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