そりゃあね?俺も男の子ですもの、ゲームの世界には憧れますって。剣でばっさばっさ人を倒したり、魔法でドカンと一発ハゲ頭…じゃなくて、ドカンと一発決めたいさ。
でも、でもな?

まさかそれが本当になるとは誰が思うよ?


OB×サモンナイト3


「おおお?何ここ?」

「自然がいっぱいだな。森、か?」

「俺達学校帰りに街で遊んでただけだよな…?」

「おん、それは間違いないと思うで。見や、これ俺がさっき買った卵ボーロ」

「いつそんなもん買ってたんだよ凌」

「さっきって言うたやろ」

ボリボリと緊張感なく卵ボーロをむさぼる関西人を横目に、俺は周囲の状況を確認。
とりあえず周りは木ばかり。森なのかな?空は晴れていて雨の心配はナッシング。問題はここがどこかということだけだ。

「……オイなんだ、あれ?」

「ん?」

柚月の声になんだなんだと振り向くと、俺達の後ろには何やら不気味な建造物が建っていた。円形の……門?みたいな形をした遺跡がどーんと構えていたのだ。全然気付かなかった。なんだこりゃ。

「不気味だな」

「なんや、あんま近付かないほうがええんとちゃう…」

卵ボーロを食いながら青ざめた顔で言う凌。食うのやめろ。

「………」

「白夜?」

そういえば今まで普段からは有り得ないくらい口数が少ない白夜を見ると、奴はこの変な遺跡を真剣な顔で見つめていた。

「白夜?おい、どうした?」

「美月…」

「え?」

「ダメだ、これ、やな予感がする…近付いたらだめかも……」

「は?それ、どういう…」

「そこで何やってる!?」

「それ以上そこに近付いたら許しませんよ」

「ッ!?」




みたいな感じでレックス先生とアティ先生と戦ってから和解してミスミさまの集落で預かられるOB×サモンナイト3が読みたいので個人的に書いて楽しもうと思う


ちなみに
戦士タイプ
美月(剣or短剣/横切り/機属性D)
凌さん(弓/鬼属性D)

召喚士タイプ
白夜(魔抗/霊属性A)
柚月さん(見切/獣属性A)

てな感じで



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